理事長・チャプレン 大柴 譲治
新年おめでとうございます。 新しい年も皆さまの上に天よりの祝福が豊かにありますようにお祈りいたします。
58年の歴史を持つ「るうてるホーム」が現在地に移ってからちょうど10年が経ちました。2020年の初頭から始まった新型コロナウィルス(COVID-19)によるパンデミックもようやく落ち着き、私たちも日常生活を取り戻しています。お客さまお一人おひとりを大切にする姿勢を堅持しながら、私たちは皆で心を一つにしてこの四年間を乗り越えてまいりました。パウロの言葉に「艱難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む」(ローマ5:3-4)とありますが、その通りです。2023年11月26日(日)には、4年振りに地域に開かれた「るうてるフェスタ」をも再開することができました。新しい年2024年もどうか、るうてるホームのことを皆さまの祈りに加えていただければ幸いです。
私個人としての新年の抱負は、今年も「天よりの祝福を祈る」姿勢で日々を大切に歩みたいと思っています。私の住んでいるルーテル大阪教会は大阪市中央区谷町3丁目、大阪城のすぐそばに位置しています。周囲には大阪府庁、パスポートセンター、大阪府警、消防署、合同庁舎、家庭裁判所、NHK、歴史博物館、国際がんセンター、国立病院などがあります。谷町筋と本町通りという二本の大きな幹線道路が教会のすぐそばを走っていますので、毎日パトカーや救急車、消防車などの緊急自動車が何度もサイレンを鳴らして走ってゆきます。サイレンが聞こえてくるたびに私は手を留め、そのことのために祈るように心がけています。祈りは必ず聴かれると信じています。るうてるホームも「ホーム」として、互いに祈り合う共同体でありたいのです。一つひとつのご縁も、神さまから与えられたご縁なのですから。 祝福をお祈りいたします。
在主。
2024年1月1日